2019年 8月 の投稿一覧

50代、60代が考えるモノとの距離の取り方とは?

最近、モノに縛られない生き方が言われている。

大量消費文化に対するアンチテーゼか、先日お話したサステイナブルの影響なのかもしれない。

例外はあっても、モノは消費された時点で価値が下がるのが一般的だ。

わかりやすいところでは自動車、ブランド物。
自動車は新車、新古車、中古車と分類され、再販される。ブランド物はブランドショップ(中古品買取店)で換金すれば、ほぼ買った値段より安くなる。

このようなサイクル以前からあった。そこにヤフオクやメルカリが参入してきた。

現在、モノの消費の流れは、このような循環をしていて、この2次的取引が盛んに行われている。2次流通と言われている。

大量消費で廃棄することを考えると、この循環型の消費は非常にいいことだと思う。

モノに対して違う側面もある。循環できないものだ。

愛着があるモノは簡単には手放せないし、思い入れがある。

モノには背景がある。機能面だけでは語れない、作られた過程やモノ自体に刻まれた歴史、そして所有していた間のエピソードなど。

人はモノをただ消費するだけではなく、モノに込められた物語に憧れる。

言葉に魂があるようにモノに魂を吹き込んでいる。

例えば、職人が数日かけて縫い上げたスーツは、着心地がいいのは当然として、自分だけのために作ってくれたことに心が揺さぶられるのだ。

できることなら大量消費のモノよりも、わたしたちは物語があるモノを手に入れていきたいと思う。

50代、60代男性、今さら聞けないインナーパンツのお話

ユニクロのインナーパンツはどうか?
今季、積極的に使ったのはユニクロのAIRism(エアリズム)のボクサーパンツだった。

素材の軽さと肌への密着感がよく、パンツを履いていないかのような(大袈裟かも)感じがした。

ともあれ夏前半はこのAIRismのパンツで過ごしていた。

本当はローライズのボクサーパンツがいいのたが、ローライズだと前閉じはあっても、前開きがない。

まあ、形よりも使いやすさを優先させた感じだ。

何週間か使っているうちにちょっと気づいたことが出てきた。

汗をかく(暑いと下半身も汗をかく)。先のエアリズムパンツは吸水性はあるようだが、撥水性がイマイチ物足りなく感じた。

汗の匂いがこもってしまうのだ。かなり強烈だった。

それが嫌になって、コットン70%の混紡パンツに変えてみた。結果はそんなに匂わない。 

コットンパンツの履き心地は決して悪くない。ただ軽さや密着度が違う。

しかし、嫌な匂いには勝てず、コットンパンツに変えた。 

ユニクロのコットンパンツは、コットン70%の混紡で、やはり前開きのものを選んだ。    

履き心地はまあまあ。一つ注文したいことは、前開きの切れ込み方の角度があまり良くないのと、切れ込みが浅いようだ。

もう少しユーザーの立場で作って欲しかった。他メーカーはこの部分での不快感はほとんどない。

折角のコスパがいい良品なのであと一歩が欲しかった。是非パターンを見直してもらいたい。

また、この季節の定番と言えるメッシュ素材のものはどうか?

年を考えるとおススメはしない。恥ずかしいことだが、残尿があった場合とても困るからである。

われわれはこういうことも考えなくてはならない年齢になったのだ。自覚しよう。

ワコールメンのすそピタパンツ

その他、高価格になるが、ワコールメンのパンツ、SEEKのパンツなどがおススメである。

SEEKのすそが切りっぱなしのボクサー

但し、試着できないので、出たとこ勝負となってしまう。なるべく失敗のないようにしたいものだ。

50代、60代男性の女子ウケするヘアスタイルとは?

流行りのヘアスタイルは女子ウケしない⁉︎

わたしの経験によれば、流行りのヘアスタイルは好まれないようだ。

ツーブロックが全盛の頃、真っ先にトライした。女子曰く、鳥のよう。

どこが鳥なのかは未だに定かだではないが、とにかくダメらしい。

しかし、ツーブロックにしている男性が多いのになんで? と思って聞いてみると、「50歳を過ぎてその髪型はないんじゃない」。刈り上げが痛いらしい。

またまた、流行りのヘアスタイルにチャレンジ。今度はポンパドールにするか、フェードカットにするか迷った挙句、夏だからサッパリしようとフェードカットにしてみた。

やはり女子ウケは悪かった。ツーブロックの時と同じように50を過ぎたのにその髪型はないと、ダメ出し。

まあ、ツーブロックに比べて刈り上げ具合は極端に短い。サイドの一番短い部分で0.9ミリだった。

女子は結構保守的なヘアスタイルを好む

女子は刈り上げに抵抗があることが判明した。4ミリくらいまでが許容範囲らしい。今回作ってもらったヘアスタイルにも刈り上げをいれたけれど、長さは短いところで4ミリだった。

また前髪を後ろに流す、オールバックやbarber風のカチッとしたヘアスタイルは刺さらないらしい。

ということはトレンドを追ったヘアスタイルはダメだということである。

男の趣味とここまで違うのかと改めて思い知らされた。

今回のヘアスタイルの特徴はトップが短いので、全体を前に向けて流してみた。前髪は少しだけ上を向かせる。

ヘアワックスをつけて軽くもみほぐして、無造作な流れを入れてみた。

この髪型はウケた。曰く、大人なんだから普通がいいの。らしい。

着ている服も奇抜過ぎると敬遠されてしまう

着ている服が普通と思っているので、せめて髪型くらいはと。しかし、服と同様に奇抜なヘアスタイルは女子に好まれないことがわかった。

何事も行き過ぎはダメらしい。昨日は銀座で遭遇した50代の男性もとても行き過ぎだった。 上から下までブランド尽くめ。腕にはリャールミルの時計。ベルトはボッテガヴェネタ。スニーカーはグッチ。

こんなブランドを着ていてもオシャレ感ゼロ。
奇抜というか何者?っていう感じだった。

皆さんもヘアスタイル同様に、装いにも気を配っておこう。

シャツの下に着るインナーは何を選んだら良いのか?

まだ夏の名残りが続く。

日差しは和らいだが、湿度は高い。蒸し暑い。歩くと汗をかく。

シャツの話をしよう。 西洋人はシャツは下着と考えているからシャツの下には何も着ないと言われている。

わたしも何年か前まではこの教え(?)に従ってシャツの下にはインナーに着なかった。

どうなったかというと汗でシャツが張り付いてしまう。15分ほど歩くとそうなる。

特に背中が汗ばんでいるのがわかる。気持ち悪い。

他人が見たらさぞかしみっともなく映っていただろう。

そんな経験からインナーを着ようと思うようになった。

しかし、わたしが望んでいるインナーはなかなか見つからない。

条件は、インナーがシャツに透けて見えない。シャツの第2ボタンを外してもインナーが見えない。汗をちゃんと吸収してくれる。

こんな3つの条件を満たしてくれるインナーはどこにあるのか?

冬物でもお世話になった、SEEK(シーク(というブランドを探してみると、あった。

まず、胸元が深く、シャツのボタンを外してもインナーが見えない。条件を一つクリアした。

インナーが透けてシャツから見える。白ではなく肌の色に近い物を選んだお陰で、これもクリアした。

多くの人が間違っているのは、インナーは白ならいいも思い込んでいること。白シャツ、サックス(淡い水色)の下に白いインナーは透けて見えてしまう。

インナーを見せたくなかったら、肌に近い色と覚えておいて欲しい。

3つめの条件。繊維が進化して、軽くて涼しいものが出ている。わたしの場合はSEEKのメッシュタイプを選んだ。

というわけで、SEEKはすべての条件をクリアした。

次にユニクロのAIRism(エアリズム)はどうか?

これらを着ることによって、みっともない格好ではなくなる。

コスパは最高だ。990円(税別)。メッシュタイプはないが、AIRismなので軽く、涼しい。速乾性がイマイチなところくらいだ。もちろん肌色がある。肌色のメッシュタイプがあればもっといいのにと思うが…。

みっともなくないことはファッションにとってとても重要なことである。

追補
クルーネックのインナーだと首元から覗いてしまうので避ける。必ず深めのUネックを選ぶこと。

そして、シャツに響かない縫い目もないシームレスなら万全だ。

ブランドの変化は進化か退化か?

ベルルッティはどこに向かっているのか?

50代、60代の方でちょっとでも靴のことを知っていれば、ベルルッティをご存知だろう。

高級紳士靴ベルルッティはフランスのパリで産ぶ声を上げた。今から120年以上前のことてある。

そして月日は流れ現在、LVMH(ルイヴィトン・モエヘネシー)の傘下に入り、ラグジュアリーメゾンの一員となった。

三代目当主オルガ・ベルルッティが退き、エルメジルド・ゼニア出身のアレッサンドロ.・サルトリが継いだ。

ハイダー・アッカーマンはわずか一年で交代し、今はクリス・ヴァン・アッシュが担っている。

一人目のアレッサンドロ.・サルトリまでは彼が作るプロダクトが理解できた。

三代目当主オルガ・ベルルッティへの尊敬と信頼があるものを作っていたように思う。

サルトリの服や靴はシンプルさの中に上品さを加え、ベルルッティの歴史観を表現していた。
サルトリが作ったグッドイヤーウェルトの靴もベルルッティの新たな一面を開いたと思える。

ここまでは靴に軸足があり、アパレルはまだチャレンジの域を出ていなかった。

だから、高級革靴店というイメージが残っていた。銀座店を除く各店舗は店内の8割が靴で占められていた。

私はこの空間が好きだった。ベルルッティの最大の特徴であるヴェネチアレザーに囲まれた店内は、ベルルッティの世界感を表現していた。

ベルルッティは変わった

ビッグメゾンではアーティスティックディレクターの交代は特に珍しいことではない。2、3年ごとに交代している例もある。

ディレクターが変わるたびに、あの靴屋だったベルルッティは薄れていった。私が好きだったベルルッティは姿を消した。

ほとんどのプロダクトにカリグラフィーが付けられている。わかりやすいアイコンを手に入れたのが、今のベルルッティである。

靴はイタリア製。ベルトはスペイン製。フランスの香りがなくなっていくようだ。

あまりに感傷的になり過ぎただろうか。

ファッションは決して同じところに止まらない。それは進化なのか退化なのか?

ベルルッティの変貌は、どう捉えられるのだあろうか。

ブランドの変貌をどう捉えるかは人それぞれだが、多くを求めない50代、60代のわれわれは、トレンドに惑わされず、良い物を手に入れていきたい。