冬コーデの主役はアウター。レイヤードスタイルを究める。
この季節で大切なファッションは、インナーとアウターをどう組み合わせるかということ。
それにはレイヤード(重ね着)スタイルを覚えておくといいでしょう。
重ね着(レイヤードコーデ)はどれとどれが相性がいいのか、わからないというのが本音でしょう。
でも、アイテムが多いからと言っても、レイヤードコーデはコツを掴めば決して難しいことはないのです。
さまざまなアイテムをどう重ね着して組み合わるか。やり方次第で見映えが良くなるかみっともなるか、その違いを説明していきます。
ファッション好きな人、若い頃ファッションに凝っていた人は覚えているかもしれません。
私たちがファションに夢中だったあの頃、ヘビーデューティ、アメカジなどのカジュアルな装いは、重ね着をどうするかで格好良くなったり、ダサくなったりしてしまいます。
当時は、「重ね着」という言葉がファッション好きな人のあいだでは当たり前に使われていました。
レイヤードスタイルの基本を知る。
インナーにするアイテムとアウターの相性を考えること。
レイヤードスタイルは、アイテムのカラー、フォルム、ディテール、着心地などのさまざまな要素を考慮して服を組み合わせていきます。
どうやって「重ねて着るか」がこのスタイルの肝になるのですが、今回はレイヤードスタイルを作るために必要な「アイテムの組み合わせ」にフォーカスしていきます。
冬ではインナーからアウターと多彩なアイテムが揃っていてファッションを楽しむことができるから、存分にレイヤードしながら装いを考えて行きましょう。
写真はベーシックなレイヤードスタイルの着こなし(コーディネート)です。
使っているアイテムはシャツ+ベスト+ジャケット。ご覧のようにこの写真では3つのアイテムを重ねています。
写真で見るとわかりやすいと思います。
色とアイテム、サイズなどの多くの要素、ディテールを語ると難しくなりそうなので、ここでは簡略にして、アイテムのみに絞って説明していきます。
トップスは、シャツ+ベスト+ジャケットという3つ。
ベストを着ること。まずここがポイントとなります。
シャツ+ベスト+ジャケットの三重衣。ベストを挟むことで表情が変わって見えるのがわかりますでしょうか?
シャツ+ジャケットだけなら、もっとシンプルな表情になります。
下の写真を見てください。
タートルニット&ジャケットの2アイテムのシンプルな着こなしです。
このニット&ジャケットに比べると、先程の3つのアイテムを使うことによって、着こなしがいっそう表情豊かになっているのがわかりますか?
このように着こなしをアレンジして、ちょっとでも粋に見せるのがレイヤードコーデの真髄です。
冬メンズファッションの必須アイテム。
ニットジャケットの下にダウンベストとシャツとのレイヤードコーデ。
グラデーションカラー、アイテムの質感が見事にマッチしいます。
まさに大人のカジュアルスタイルを体現している着こなしです。
ジャケットの上にローゲージのショーカラーカーディガンを羽織って、アメリカントラディショナルなスタイルに。シャツとタイでカジュアルさを出しつつも、子供っぽくならないのは、カーディガンのエレガントさゆえ。
タートルニット&ダブルのチェスターコートだけならば、エレガント・カジュアルとなるところをあえて、Gジャンを挟み男臭さを演出しています。
こういった一つのアイテムをプラスすることによって映えがかなり違ってきます。
この特徴がレイヤードスタイルです。
+αでスタイルをアップグレードできます。
ベーシックなレイヤードスタイル。
1.シャツ+ニット(セーターorカーディガン)+アウター
2.シャツ+ベスト+アウター
重ね着の極みスタイル
シャツ+ジャンパー+ジャケット+アウター(コート)
ここで注意するべき点は、ダウンウエアを用いたレイヤードスタイルはできないことを明記しておきます。
なぜなら、レイヤードするにはあまりにダウンのボリューム感がありすぎるからです。
インナーを重ねて着るとどうなるか?
ボテボテのコーディネートに見えてしまいます。
ダウンウエアのインナーはシンプルにシャツ、ニットを合わせるくらいでいいと思ってください。
さて、重ね着(レイヤードスタイル)、いかがでしたでしょうか? まだまだお話したいことがあります。それは次回以降また取り上げていきますので、期待してください。
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