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ファッションにおいても、他人に認められたいという承認欲求がある
往々にして、ブランド物を身に付けるのは、自分がお金のあること(なくてもしている人も多くいますが)を誇示したいがためにファッションを整えている人です。
こんな人を見ていると、他人から認められたい、注目されたいという気持ちがあることに気づきます。
もちろん、おしゃれを評価するのは自分ではなく、あくまで他人です。
決して「おしゃれです」とであると自ら宣言しても、他人が認めてくれなくては、ただの自己満足で終わってしまいます。
ファッションを評価するのは誰でもいいのか⁉︎
しかし、ここでの問題なのは、他人ならば誰でもがいい評価者と言えるのかどうかです。
評価する人がどんな人かによります。ここが難しいところ。
少なくとも評価者もファッションに興味があったり、おしゃれであることが前提です。
その人があまりにお粗末なファッションスタイルをしていては、真っ当な評価は不可能です。
自分以上におしゃれな人に評価されて、初めておしゃれであることが認められるのです。
おしゃれなひと同志は引き寄せ合う
おしゃれな人はおしゃれな人を呼び込みます。
よく言われている、引き寄せの法則です。。
同じような嗜好を持つ人を意識したり、近づいて仲間となります。
こういう「類は友を呼ぶ」ように、ファッションでも同じことが言えます。
おしゃれを意識している人は、自分と同じような人を見ています。
また、洒落を向上させたいならば、自分がおしゃれだと思う人のファッションを真似ればいい。
元コピするとまでは言いませんが、同じようなファッションの嗜好ならば、その人から学ぶことがとても大切です。
多くのファッションメディアがあるなか、どれを信じればいいのか?
例えば、たくさんあるメディアのなかで、YouTubeやInstagram、Twitterなどで発信しているファッションブロガー、youtuberからも学ぶことはできます。
私たちの世代はメディアと言えば、雑誌一辺倒でした。今も雑誌メディアはありますが、見習っていいとは素直に言えないところがあります。
雑誌から学べるのは限られた人だけ。どんな人かというと、少なからずファッションの基本を押さえている人です。
世代に関係なく、ファッションに疎いと思っている人は気の毒ですが、向ているメディアでは少なくなっています。
なぜなら、今のメンズファッション誌に限らず「広告」に縛られてしまって、クライアントに忖度がすることが当たり前になっているからです。
これでは誌面が面白味に欠けてしまうのは当然と言えば当然でしょう。それは雑誌というメディアの成り立ちは広告が命だからです。
ファッション誌にファッションを頼れなくなった今、頼れるのは上記のようなメディアでしょうか?
但し最近はここでも雑誌と同じようなことが行われている例もあります。
一部のファッションアイテムの推し。企業とのタイアップ商品の多さ。ステマとは言い切りませんが、似たような過剰な宣伝。
雑誌メディアなどがクライアントにおもねるような構造と同じものが垣間見えます。
素直に推すファッションアイテムが、こんなに多くあるとは思えないのですが…。
ファッションにおいて審美眼が問われるとき
いいファッションアイテムはあります。これは値段の問題ではなく、良い物はいい。
良いものというのはそんなに多くはなく、一定以上の価値があって、ある意味、普遍的要素を含んでいます。
しかし、メディア(インフルエンサーなどを含めて)はさかんに言います。「これがいい!」「これは買いである」と。
ここで大切になるの簡単にこのような言葉を信じないことです。
それには、審美眼を磨いて良いものを見極めることが、ファッションを向上させる近道です。
審美眼を磨くには直接ものを見ること。手に持って触れること。服ならば着ることです。
雑誌やネット上にある絵面、写真を見るだけではダメ。
本物を見て触れることで、初めてものの良さがわかるのです。
しかし、失敗もあるでしょう。しかし、大きな失敗や求めている方向を見失うことはなくなります。
何を頼りにするのか? 学べる人・もの。 おしゃれな人は誰か? ファッションメディアの選択。ブロガー、YouTuber。
どんなおしゃれを目指すのか? どこのショップで買うのか? 何を買うのか? ファッションアイテムの選択。
雑誌が衰退してもファッションメディア自体は増大しています。
このなかから適正なものを選ぶことさえ、簡単ではないし、選ぶ力、審美眼が必要です。
ファッションメディア然り、100%メディアを信じる時代は終わっています。
まずはファッション、おしゃれの基準を自分なりに探すため目を養うこと。
審美眼を磨くためのツールは出揃っています。
今からでも、はじめるのに遅いことはありません。
年齢を重ねた世代でも、おしゃれになることは可能なのです。
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