年齢を考えてみると、ファッションの取っ掛かりとしての入口がどこでもいいわけではない。
30代、40代ならば高価なバッグや時計、財布などを買うことからファッションを齧ったことだろう。
しかし、この年齢で、ファッションを学ぶ第一歩を踏み出す人にブランド物のバッグや財布、時計はいらない。後回しでいい。
これらはファッションの必要性から見ると序列は低いのだ。
何から揃えればいいのか?
まず、ファッションのカテゴリーとして、スーツに代表されるビジネス向けと、カジュアルな装いに分けて考えみよう。
順列に従って書いていくと、
ビジネス向け装い。
1.春夏物のスーツ。
1.秋冬物のスーツ。
春秋冬の3シーズンスーツは、使い勝手がいいと思われるかもしれないが、結構難しいのだ。
だから、出来れば上の括りでスーツを揃えたい。
2.革靴
意外に思った人がいるだろうか? 50代、60代には古ぼけた汚れのついた靴はご法度だ。順列とともに出来るだけお金をかけて揃えたいアイテムである。
3.ベルト
これも意外だろう。スーツの場合、シャツはパンツ中に入れるので、ベルトが見える。体の中央に位置するベルトは思っているよりも目立つ。靴に合わせた色が必須だ。
4.シャツ
無地の白とサックスは揃えたい。首周りで選ぶと袖丈が長くなる。そんな時は必ず補正すること。
5.ネクタイ
春物、秋冬物、通年物の区別をつけること。寒い冬に明るい発色の良いネクタイはNGだ。
6.アウター
コート
7.バッグ
8.時計
カジュアルな装い
1.春夏物
カジュアルシャツ、ポロシャツ、Tシャツ。
1.秋冬物
クルーニット、Vニット、タートル。
2.パンツ(春夏物、秋冬物)
デニム、ストレッチトラウザーズ。
4.ジャケット
春夏物
サマーウールやモヘア混などの軽く薄い生地を使用したもの。背抜き。
秋冬物
重厚感のある生地。ウール、カシミヤ、シルクなどの3者混。
5.靴
スニーカー、ローファー。
6.アウター
ダウンジャケット、ダウンベスト。
7.バッグ
8.時計
このようになる。50代、60代のわれわれはこれから多くのアイテムを揃えることはない。限られたモノを着こなしていく。
だから、30代や40代とはファッションの入口が違って当たり前だ。
われわれの年齢にはそれなりのファッションの入口があるのだ。
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