シャツを着てネクタイを締めるということ

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クールビズが浸透してから、ノータイが日常的になりました。
ネクタイなしのファッションスタイルはスーツを着ていても当たり前となっています。
台襟にボタンが二つ三つ付いているシャツ。台襟の裏側に柄をテーピングしたようなシャツ。ボタンの色が白くない白シャツ。前立ての裏側に柄が入っていたりと、多くのシャツがビジネスパーソンに浸透して行きました。
ネクタイをしないならば、このようなそのままでもこのようなシャツを着ればいいという風潮になりました。か?
これらの要素と「気軽に着られる」ことが重なり、タイドアップすることからノータイスタイルに変化していったのです。

ノータイのときに着るべきシャツとは?

ノータイに過剰気味のシャツだけのスタイルに違和感を覚える人もいます。
ファッション通というかドレスファッション好きな人たちの間では、過剰シャツに嫌悪感すら持つ人もいるのです。
 
それには「ファッション」「お洒落」に対する姿勢の違い。向き合う態度がどんなに真剣で真摯かを問うことでもあります。
 
単にブランド好き。ファッション好きな人には理解し難いものかもしれませんが、ある一線を越えるとどうしてもお洒落の尺度の「違い」が気になってしまいます。
 
この「感覚」を持っているかどうかで、本当のお洒落かどうかも決まります。
 

自らの手で選ぶものが、正解かどうか!?

ファッションにはルールがあります。そのルールから逸脱してしまうと、お洒落から離れていきます。
ルールに縛られない自由さがファッション。遊びがあるのがファッションの面白味。
これも間違ってはいません。
 
しかし、我々の世代がするファッションスタイルやお洒落は、必ずしも自由度があるわけではないし、遊んでばかりはいられないのです。
 
ルールの上で限りなく柔軟に振る舞う。遊ぶ。これなら可能です。50代60代の大人に求められているのは、端正なスタイルです。
 
 
この過剰シャツ現象も裏を返せば、ネクタイを着用しないがために出てきたもの。
だからノータイ時の自らのファッションスタイルをきちんとつくる必要があるのです。
 

ノータイに合うシャツがある!

ネクタイを締めないと、だらしなく見えるのは感覚的にわかるでしょ
う。
ノータイのとき首元が野暮ったく見えたり、だらしなく見えるのは、やはり
シャツの空き加減に違和感があるからです。
 
しかし、解決策はあります。シャツの襟の形を変えるだけでいいのです。
      
ノータイでも首元の空き具合がしっくりと決まるのは、ホリゾンタルカラーです。ホリゾンタルとは水平という意味。左右ほぼ水平な襟をホリゾンタルカラーと呼んでいます。
 
このシャツならば、首元の空き具合がだらしなく見えず、ジャパンスタイルにも適しています。
さて、ノータイのときに着るシャツについて書きました。次にネクタイ着用時に着るべきシャツを説明します。

ネクタイを締めるときに着るシャツは何がいいのか?

疑問がある人もいるでしょう。しかし、端正な着こなし、洒脱な大人を目指すならば、ネクタイ着用時に格好良くお洒落に映るシャツを選びたいものです。
 
まず一言にシャツと言っても多くの種類があります。
 
ここではあらゆるシチュエーションを踏まえて、これならばどこへ行っても大丈夫だという最低限のものを選んでみます。
 
素材
コットン100%がベター。
ここで100%コットンと断言しないのは、最近のシャツは100%コットンでなくても、優れたものがあるからです。ストレッチが入ったものやニットシャツです。
しかし、ドレッシーなシャツと言えばコットン100%。なかでもブロード織のシャツです。
ブロードはシャツの基本中の基本で、ありまず間違いのない選択肢です。
しかし、このシャツにも弱点があり、扱いが面倒なのです。シワになりやすく、必ずアイロン掛けが必要だからです。
 
そして、ネクタイを着用するときには、ノータイのときと同様に襟型がポイントとなります。
襟型
・レギュラー
・セミワイドスプレッド
・ワイドスプレッド
・ボタンダウン
 
そして、ノータイ時に選ぶべき、ホリゾンタイルカラー。
この中で、あえて使わないのはレギュラーカラーのシャツです。
一番ドレッシーなものではあるのですが、ちょっと古めかしさが出てしまうからです。
その代わりと言ってはなんですが、セミワイドスプレッドカラーのシャツを選びます。
レギュラーカラーよりも左右の襟先の開きぐらいが、少し広く、ネクタイ着用時にタイの結び目がきれいに見えます。
次に使うのはワイドスプレッドです。左右の襟先の開きが〇〇くらいになり、こちらもお洒落に映えます。
しかし、ワイドスプレッドはネクタイの締め方がきれいになっていないと、だらしなく見えるので注意してください。
 

ネクタイ選びの基本

ハイブランド物ネクタイは避ける

なぜブランド物のネクタイを避けるのか?
ブランド物のネクタイは素材は兎も角、ファッションの苦手な人にはコーディネートするのが難しいからです。
しかも、ブランド物ネクタイは、ドレススタイルのルールをはみ出して作られているものもあるので、ファッションの遊びの要素が多くわれわれ世代には合わないかもしれません。
 
ネクタイの素材も多岐に渡ります。
シルク100%からウール、リネン、コットンなどそれそれのアイテムは、シチュエーションや季節にもよりますが、ネクタイを購入するならばシルク100%にしましょう。
基本はシルク100%と覚えてください。
 

初めは無地のネクタイを選ぶ

ネクタイを置いていあるコーナーや売り場には、たくさんの種類が並んでいます。そのほとんどが柄物です。どれにするか迷ったら無地のネクタイを選びましょう。
 
無地のネクタイがあることを知らない人もいるでしょう。しかし、どんな場面でも無理なく使えるので、
 
最初は無地です。

ネクタイの種類

  プリント 織物
無地
 
◉ネイビーブルー
◉ブラック
◉ダークブラウン
 
 
 
◉バーガンディ
◉ブラウン
◉ホワイト
 
 
 
柄物
 
 
 
 
◉レジメンタル
◉小紋
◉ストライプ
◉ドット
◉ペイズリー
 
◉ジャカード
◉ニット
ネクタイの選び方結び方

 
 
他にも結び方はありますが、気にする必要はありません。他の結び方を除外してもいいくらいです。
ネットやいろんなところに結び方の例がたくさん載っていますが、すべて無視で大丈夫です。
・キツく結ぶ。ネクタイの結び目を軽く締めていようですが、強く結んでください。形がきれいに決まります。
・大剣と小剣の長さは4.5:5.5か4:6くらいがいい。このバランスが絶妙にお洒落さを引き出します。
・ディンプルを入れる。強く結ぶことによって、結び目の下に窪み(ディンプル)が作りやすくなります。ディンプルを入れるメリットはネクタイを立体的に見せられるからです。
・上着の色の中から一色でいいので同じ色をもってくる。
 
・上着の色と同系色をもってくる。
 
・柄on柄の場合は大小で合わせる。

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