【必見】失敗しないオーダースーツの作り方

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理想のスーツを作るために知っておきたいこと

 

 

 

 

スーツをオーダーしたいけど、どうやってお店を選んだらいいのかわからない。教えてください。

◇オーダースーツはお店(ショップ、百貨店、仕立て屋さん)ですべてが決まると言っても過言ではありません。
◇オーダースーツは「完璧な」スーツではないということを知っておきましょう。
◇オーダースーツは既製服よりも価格やクオリティに差がでます

オーダースーツの作り方3パターン

①フルオーダー
②パターンオーダー(メイド・トゥ・メジャー)
③イージーオーダー

メリット

◉お店を選びを間違わなせれば、体にフィットする、見栄えの良いスーツを作るとができる確率が高くなります。
◉生地から付属品(ボタン、裏地など)まで自分で選べます。
◉形(フォルム)を決めることができます(シングルブレステッドまたはダブルブレステッド、コージラインの位置など)。
◉ディテール(開き見せor本切羽。ポケットの位置や隠しポケット、)を決めることができます。
◉手間をかけたオーダースーツは体にフィットし、腕周り、肩周りの可動域が広く、腕や肩スムーズに動きます。「これがオーダースーツの着心地の良さなのか」と実感することでしょう。
◉出来上がってからの細かい補正が可能です。
◉着心地の良いオーダースーツは、体型を実際よりも美しく際立たせてくれます。
◉既製服では合わない体型の人でも着られるスーツになります。

デメリット

◉初心者にはハードルが高い。スーツに関して最低限の知識が必要です。
◉お店によって出来栄えの良し悪しが極端にあります。
◉時間がかかります。お店によってまちまちですが、繁忙期は3ヵ月から半年待ちということもあります(最近では、納期一週間ということを謳い文句にしているお店もあり
ますが…)。
◉現物を見られないので、どんなスーツになるのか、実際どのような仕上がりになるかイメージがつきにくいかもしれません(メイドトゥメジャーならば、ゲージ服があるのでイメージはしやすですが)。
◉本当に作りたいスーツ。自分がイメージするスーツを言葉でお店に伝えるのが難しい。
◉お店によってクオリティの差が激しく出てしまします。
◉自分の理想に近いスーツを一着目で完成させるのは難しいことです。2、3着と作ることになるかもしれません。
それでは、どのようにオーダースーツが作られるのか、順を追って説明していきましょう。
 

フルオーダー(ビスポーク、フルハンドメイド)の場合

生地選び
採寸
 
採寸の仕方はそれぞれのお店で違いがあります。一概にどの採寸方法が一番とは言えないのですが、生地の特徴や形を考えて、工程を丁寧に辿ってくれるお店が信頼と言えるでしょう。
スーツのディテールを決めていきます。ボタンや裏地、芯地などの付属品選び
仮縫い(フルオーダー以外の作り方でこの工程を入れているところもあります)
 
仮縫いとは、選んだ生地で作った型紙を簡単に縫い上げてくれた前工程のもの。実際に着てみて、体に合うように補正していく作業です。この段階でオーダースーツのほぼ半分の工程まで進みました(仮縫いを2回することもあります)。
縫製(手縫い)
 
採寸、型紙起こし、裁断、縫製までをすべて手作業(強度をつけるため一部ミシン縫いすることもあります)で行います。
 
お店によってそれぞれのスタイルがあるので、あらかじめ自分の作りたいスーツとマッチするかどうか確認します。
間違って好みのスタイルと違ったお店で作ってしまうと、理想のスーツとは言えないものが出来てしまうので、作る際にはお店をよく検討する必要があります。
待つこと約半年。オーダーしたスーツが出来上がります
 
フルオーダーのメリット
◉理想のスーツに仕上がる。
◉着心地が良く、着ることで体が美しく見える。
◉最高の贅沢品が手に入る。
◉出来上がってからの補正がしやすい。
フルオーダーのデメリット
◉実際に作ってみて、期待値から外れることもある(フルオーダーでの納得がいくスーは3着目からと言われることもあります)。
◉お店との相性によって合う合わないが出ることもある。
◉価格が高い。
◉納期が長い。
 

パターンオーダー(メイド・トゥ・メジャー)の場合

 
生地選び
ボタンや裏地、ポケット仕様、芯地などの付属品選び
 
スーツのディテールを決めていきます。ここまではフルオーダーと同じ工程を辿ります。仮縫いの工程を省略して、ゲージ服にサイズ補正を加えて形を整えていきます。
縫製(機械縫い、または一部手縫いします)
待つこと約1ヶ月。オーダーしたスーツが仕上がります
パターンオーダーのメリット
◉ゲージ服というサンプルがあるので仕上がりのイメージがしやすい。
◉価格的にもフルオーダーよりもリーズナブルであり、かつ仕上がりは良い。
◉多くのお店、ハイブランドもこのメイド・トゥ・メジャーを取り入れている。
◉フルオーダーではないが、安心感のあるオーダー方法。
◉フルオーダーより短い期間で出来上がる。
パターンオーダーのデメリット
◉サイズ感の補正など微妙なディテールの補正は出来ない。
◉合うゲージ服がない場合はオーダーが難しいことがある。
◉体へのフィット感に限界がある。
◉すべての要望が叶わない。
 

イージーオーダーの場合

 
生地選び
ボタンや裏地、ポケット仕様、芯地などの付属品を選び
 
生地が選び終わったら、スーツのディテールを決めていきます。
ボタンや裏地、ポケット仕様、芯地などの付属品を選びます。ここまではフルオーダーと同じ工程を辿ります(パターンオーダーのゲージ服はなく、採寸して既成の型紙から修正を加えて、形を整えていきます)。
縫製(機械縫い)
待つこと約2週間。オーダーしたスーツが出来上がります
イージーオーダーのメリット
◉価格を抑えられる。
◉製作期間が短くて済む。
◉オーダーだからこそ、サイズに制限がなく作れる。
イージーオーダーのデメリット
◉縫製に差は出ないが、生地によって価格が異なる。
◉製作工程を簡略化しているのため、仕上がりに限界がある。
 
 
 
フルオーダー
パターンオーダー
イージーオーダー
スーツの作り方
 
◉採寸、型紙
◉仮縫い
◉縫製(手縫い)
◉補正
 
 
◉採寸、サンプル服
◉縫製(機械縫い)
◉補正
 
◉採寸、既成の型紙
◉縫製(機械縫い)
◉補正
価格帯
 
◉国内テイラー
 30万円〜
◉海外テイラー
 60万円〜
 
◉セレクトショップ
 10万円前後〜
◉ラグジュアリーブランド
 60万円〜
◉オーダースーツ専門店
 2万円〜
 
◉百貨店
 10万円〜
◉オーダースーツ専門店
 5万円〜
※簡略化すると、上記の表のように区分けされます。

※素材(生地、付属品)、作り込み方により値段の変動があります。あくまでも目安です。

オーダースーツを作るお店で価格、納期、品質は異なります。
但し、50代60代のシニア世代がオーダースーツを作るのならば、半端なものではなく、これからの人生で長く付き合えるスーツを作った方がいいかと思います。
 
オーダースーツは「作り」「生地(素材)」とのバランスがとても大切です。
得てして、ブランド生地を使うことがハイクオリティなオーダースーツだと思われている節があります。しかし、オーダースーツは「作り」の方が大きな要素を占めています。
 
誰(お店、テイラー)によって、どこで(仕立て屋さん、縫製工場)作られる」のかをしっかり見極めることが、理想のスーツを手に入れるための最良の方法なのです。

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