ブランドを持つということはどういうことか?
ブランドには秘められた魔力が潜んでいるらしい。持つことによって必要以上に自分を大きく見せられると勘違いさせてしまうからである。
また、横並びいうわれわれ日本人の特性と合致して、ブランドは持つことで他人とは違いがないと納得できる安心感が得られる。
もう一つは、高額な物を持っている自分に酔い、他人にブランド物を持っていることを誇示したいという心理が働くのである。
もし、ブランドと付き合うならば、まずブランド物の本当の質や良さをわかってからにしたい。
断っておくが、高かろう悪かろうではなく、いい物もある。一概にブランド物すべてを否定するわけではない。
われわれが持つべきブランドは何か?
しかし、われわれ50代が持つには、ロゴを全面に押し出した最近のブランド物は恥ずかし過ぎる。この感覚がないと困るのだが。
見た目にわかってしまうブランド物とは訣別したほうがいい。
では、どんなブランドを持てばいいのか?それはブランド名を表に出していないブランドである。その代表格が専業メーカーだ。
シャツの専業メーカーは一つのブランドとして確固たる地位を確立している。靴もしかりネクタイしかりである。
これらのメーカーは高い品質を誇り、高級ブランドメーカーのアイテムを作っていたりする。
私たちはこのようなブランド名や名前を全面に打ち出していないけれど、物を作るということにはっきりしたポリシーがあるブランドを選ぶべきだ。
誰でもがわかるブランドとよりも、おしゃれな人にはわかるブランドがいい。これらは他人に誇示したりしないが、持っていることで高揚感が生まれる。
いい物を持つことは悪ではない。それは私たちの生活にハリを与えなくれるものだからである。
高価なものになるかもしれないが、本物に接することはわれわれの審美眼を養ってくれるのだ。
シャツ
ジャケット
靴
ネクタイ
スーツ
ボリオリ
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