お洒落になりたいならオーダースーツ屋から抜け出せ!

この記事は約5分で読めます。
記事内に広告が含まれています。

お洒落な人とは、どんな人なのだろうか?

Italian industrialist Gianni Agnelli (1921 – 2003), president of vehicle manufacturer, Fiat, 1983. (Photo by Vezio Sabatini/Pictorial Parade/Archive Photos/Getty Images

お洒落な人というのは、どんな人を指していうのでしょうか?
自称お洒落だと言う人もいるし、他人からお洒落だと言われる人もいます。
お洒落な人である線引きが難しいところです。
あの人にとってはとってもお洒落は人が、違った人にはダサく映る場合もあります。
しかし、多くの人が認めざるを得ないお洒落な人は絶対的に存在します。
古い話で恐縮なのですが、誰もが認める洒落人、イタリア人のジャンニ・アニェッリその人です。ファッションを語る上で、欠かすことのできない人物。
彼の肩書きはイタリアの自動車メーカー・フィアットの元名誉会長。その他多くの企業のトップを務めました。
彼のライフスタイル、ファッションから多くの人が影響を与え、大袈裟でもなくメンズファッションに革命をもたらせました。

「オーダースーツ」というビジネス

話を変えて、「お洒落」というキーワードを抜きに進めると、
昨今、流行りの「オーダースーツ」(既成服ではないという意味で)ビジネスが多くなっています。
もちらん、ファッション業界の低迷もあって、堅調な伸びを見せている「オーダースーツ」がインパクトあるビジネスとなっていることは確かです。

既製服より格安で手に入る「あなただけのスペシャル」な一着。
このような売り文句を掲げて、近年格格安オーダースーツ業界(本当にあるのかどうかは定かではないが)に革新をもたらせています。
サイズが規制されてしまう既製服よりも、サイズぴったりのスーツが良い。
というキャッチフレーズが功を奏してか、本当に多くのお客様を獲得しています。

オーダースーツが語るものとは何か?

ここで検証していきたいのは、これらオーダースーツの人気がどんなものなのかというよりも、商品としてのスーツはどんなものなのかということです。
クオリティ抜きにスーツを語るのは些か無謀だと思うのです。
クオリティがしっかりとしていて、さらに安価ならば最高です。これに越したことはありません。
しかし残念ながらクオリティという面では乏しい。
たぶん多くの服、スーツを着たことのない人にはわからないだろうことがたくさんあるでしょう。

スーツの良し悪しよりも、作っている会社のトップの個性が目立ち過ぎる感が否めないのです。
商品そのものよりも作り手の想いというと格好良い言葉に聞こえますが、作り手のスーツに対する意識が「儲けること」に傾き過ぎているように感じられるのです。

ファッションもビジネスです。儲けることは悪ではありません。
でもこのようなオーダースーツは、なぜお洒落に感じられないのでしょうか?
作り手側にはこんな意識は皆無だと思います。
それはこれらの会社のトップの発言を聞けばわかります。
俺様的な発言はファッションに疎い人には神の言葉のように響きます。
自己啓発のような「このスーツを着れば想いが叶う」とか。
スーツを着て山に登ることを良しとする。
スーツとネクタイのバランスが変なオーダースーツ会社のトップの装い。
ここには決定的に商品であるスーツが持つ「ファッション性」が置き去りにされています。

オーダースーツにはファッション性が欠落している!?

冒頭の「お洒落な人」「お洒落」ということについて言えば、オーダースーツ屋のスーツはお洒落ではありません。
着心地や機能性、サイズ感、どれを取っても、私が考えるファッションアイテムとは言えないものです。
自己満足だけではなく、誰かの言い分に従って作るのでもなく、メジャーで測るだけのものでもなく、自己啓発的なものでもない。
ファッションアイテムとしての服、スーツはここには存在しないのです。
だから、これらのスーツを着てみても、決してお洒落な人にはなれない。

逆に「お洒落」を自他ともに認める人にとっては残念なことだと思われていることでしょう。
今、日本で発売されているメンズ服の多くは、本当の意味でお洒落なアイテムではない現実。
ただビジネスだけが優先されたオーダースーツにはファッション性という肝心なマストが欠落しています。
いろんな生地を選べる選択肢がある。
体に合ったサイズが選べる。
価格が安い。

これらのメリットだけで、オーダースーツを選ぶのは危険です。
既成服がこれらオーダースーツに負けているという言い分は大きな間違いです。
オーダーならば、多く条件を満たしているかのような錯覚を与えていることには大きな危機感を抱きます。

とりあえずオーダースーツから離れてみる

ファッションをブラッシュアップさせたい人、外見を良く見せたい人、お洒落をしたい人には、安易なオーダースーツからすぐに離れていただきたい。
そして、限られた選択肢かもしれませんが、確実にお洒落になるアイテムを選んで欲しい。
それには真っ当なファッションを語っている人やメディア、SNSを見つけて、紛い物を判別できるような確かな審美眼を得ることです。

凡人であるわれわれがお洒落になるには方法は一つだけ。ファッションを学ぶことです。
冒頭に登場したジャンニ・アニェッリに学ぶこともあるでしょう。
ファッション、お洒落の本質に迫るには間違った道に行くのを避けることも重要です。
もちろん、ここまで書いたことを理解していただけたならば、安易なオーダースーツからは離れるべきなのです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました