ファッションで非日常を味わう。
この年齢になってからファッションに関心にない人にその面白さ、楽しみをどう説明したらいいのか本当に悩みどころです。誰でもが服を着て生活していますが、服を着る行為を「どうしたらお洒落に自分が納得できる装いになるか」ということを考え意識している人は稀でしょう。ほとんどの人が服を着るということを当たり前のこととしていて、極端に言うと「日常的なこと」と思っている人が多勢です。
またファッションのことを少しは考えているのだけれど、なんかしっくりくるものがないと、そのまま諦めてしまっている。だから、そこそこのファッションで落ち着いてしまう。そんなことで年月が流この年齢まで来てしまった。

バック・トゥ ’80s
その昔、われわれの学生時代には、とても楽しい遊びが多かったと思います。その中でファッションが大きな要素を占めていたと思います。雑誌の影響も大きかった。今で言うところのメンズファッション誌に感化された人もいたでしょう。特に’80年はとても大きなウェーブが起こりました。
サーファーディスコです。大学生たちが夜な夜なの六本木に集いました。当時、JJファッションで身を固めた女子大生が一大ブームとなりました。彼女たちは若い女性たちの憧れの的となります。もちろん、男子勢も負けずにサーファーファッションで女子大生たちに喰らいついていきました。「JJ」を筆頭に女性ファッション誌が華やかな時代を築いたときです。そんな青春?を過ごしたわれわれ世代には「ファッション」や「音楽」が欠かせない存在だったはずなのです。
⬆️神ディスコミュージック。六本木のサーファーディスコミュージックが蘇る!
⬆️当時とは違うが復刻した’80sの神メンズマガジン。
Those days again!
今、60代を迎えている人はあの時に輝いていた瞬間をどこかに置き忘れてしまったのでしょうか? 憧れだったあのファッションリーダーたちはどこに行ってしまったのか? 長い年月を経ていくと変わるのは当然だと思います。ファッションも同じで、格好良かった人がシニアになって面影がなくなってしまった。別にだからと言って嘆くこともないのですが、わたしには少しばかり寂しさが残ります。

だぶん日常のなかでファッションが占める割合がどんどん少なくなっていき、気がついたらファッションを考えることがなくなっていた。ファッションと言えば、それは日常着だけ。これがシニアの現実です。だから大量の日常着、ファストファッションが普通になったのです。ファッションを楽しむこともなく、ファッションの面白さを感じることもなく離れていきました。
オーセンティックなスタイルを目指す!
そんなシニア世代にもう一度ファッションの楽しさを思い出してほしい。あの時のようにファッションで輝いてほしい。60代はまだ終わりではない。これからだってたくさんお洒落することもできるし、格好良くなれるから。イケおじなんかにならなくたっていい。

ファッションを何とかしたいと思っている人がいるとすれば、その人を真っ当なファッションスタイルに導くこと。「真っ当なファッションスタイル」ってなに?と言われると、私が考えてるシニアのファッションスタイルは、
どこに行っても恥ずかしくない装いであること。
他の人に引けを取らないスタイルであること。
多くの人がお洒落だと認めてくれる着こなしであること。
自分のファッションスタイルがなんであるかを説明できること。
たとえカジュアルスタイルであってもエレガンスであること。
粋な大人ほど装いに拘る。
こんなことを考えながらここの文章を書いています。ファッションというと「服」だけだと考えている人がいます。しかし、私はファッションをもっと広義のものとして捉えています。

例えば、シューズ、バッグ、財布、ネクタイなど「服」に関わるすべてのアイテムがファッションです。どれを取っても欠かすことのできないアイテムであり、これらがあることによってさらにファッションに磨きがかかります。しかし、選び方、使い方を少しでも間違えしまうと、どんでもないファッションになってしまうこともあります。組み合わせ方、いわゆるコーディネートがファッションの肝であり、面白味であり、難しさでもあるのです。
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