Profile

略歴

大学卒業後、アパレル会社勤務。以後、女性ファッション誌の編集を経験。
出版社にて約20年間編集者として本の編集に携わる。
スタイリングのコンセプトは、「50代60代のお洒落な大人をつくるメンズスタイル」です。服以外にも靴、バッグ、メガネ、時計、宝飾品などスタイリングは広範囲に及ぶ。

スタイリスト 金子マサオの沿革

ファッションへの憧れ 

東京のど真ん中、麻布という街に生まれ育ちながら、少年時代は流行やファッションとは無縁の生活を送っていました。 

高校3年生になるまでは、漫画やアニメに夢中で、周りの人とあまり積極的に口をきかない物静かな少年でした。 今でいう「オタク」のはしりのような高校生でした。 それが雑誌「ポバイ」という雑誌と出会いファッションに目覚めてしまったのです。「女の子にモテたい」「カッコ良くなりたい」その一心で雑誌を熟読し、真似していました。

当時まだ「SHIPS」が「ミウラ&サンズ」と名乗っていた頃、店に行きチノパンツを買い、ボタンダウンシャツを買いました。憧れのブルックス・ブラザーズの紺ブレザーを青山本店で買ったときの感動は、今も鮮明に記憶に残っています。 それから高校3年、卒業間近にはじめて彼女ができました。お洒落をして自信がついたのだと思います。ファッションに目覚めるまではこうなるとは考えたこともありませんでした。  

夜遊び狂想曲時代

六本木のディスコの通い、ファーラーのパンツにポロシャツを着てサーファーを気取ってました。
お洒落の速度は留まるところを知らず、興味の対象は女性物にも及びます。
「ポパイ」の妹誌として登場した「オリーブ」を読んだり、キャラクターブランドが流行れば見に行ったりと男一人でもレディーズのショップに入るということまでしていました。 
そして到来したのがDCブランドブームです。ちょうど大学生の頃でした。
ワイズやコムデギャルソン、ヨージヤマモトを愛用して、全身黒ずくめの格好で大学に通っていました。
変な学生だったでしょう。大学に真っ黒いスーツで登校していたのですから。社会人なってからもしばらくの間はこの着こなしは続きます。
女性ファッション誌に関わるようになってから少しずつ着こなしの傾向が海外ブランド移っていきます。
特にイギリス系のトラディショナルなカジュアルを好んで着ていました。   

本格的な大人のスタイルとの出会い

30代後半からはイタリアンファッションにハマっていきます。雑誌「LEON」の創刊が大きく影響しています。スーツをオーダーで作ったり、高級と言われる靴を買ってみたり。 
このときの出会いがスタイリストとしてのファッションの基礎となっていると言えます。色使いの楽しさなど伝統と革新が同居するイタリアファッションに引き寄せられていきました。   

トライ&エラー

もちろんこの変遷を通して数々の失敗を繰り返してきました。
その失敗の多さもパーソナルスタイリストの中では群を抜いていることかと思われます。失敗をしたからこそ得た知識や経験はストレートに活かせます。皆さんには私が寄り道した分を最短距離で走っていただきたいと思います。   

ファッションは楽しい! 

私のファッションの原点は「モテ」たいことですが、ファッションの本当の魅力は「楽しさ」です。自分が楽しければ周りの人も喜んでくれる。 お洒落をしていれば、他人に不愉快さを与えることなく、逆に賞賛されたりするのです。
だからこそファッションの「楽しさ」や「面白さ」を知ってください。そして基本を学び「お洒落」を楽しんでいきましょう。