ファッションの基本

50代、60代が考えるモノとの距離の取り方とは?

最近、モノに縛られない生き方が言われている。

大量消費文化に対するアンチテーゼか、先日お話したサステイナブルの影響なのかもしれない。

例外はあっても、モノは消費された時点で価値が下がるのが一般的だ。

わかりやすいところでは自動車、ブランド物。
自動車は新車、新古車、中古車と分類され、再販される。ブランド物はブランドショップ(中古品買取店)で換金すれば、ほぼ買った値段より安くなる。

このようなサイクル以前からあった。そこにヤフオクやメルカリが参入してきた。

現在、モノの消費の流れは、このような循環をしていて、この2次的取引が盛んに行われている。2次流通と言われている。

大量消費で廃棄することを考えると、この循環型の消費は非常にいいことだと思う。

モノに対して違う側面もある。循環できないものだ。

愛着があるモノは簡単には手放せないし、思い入れがある。

モノには背景がある。機能面だけでは語れない、作られた過程やモノ自体に刻まれた歴史、そして所有していた間のエピソードなど。

人はモノをただ消費するだけではなく、モノに込められた物語に憧れる。

言葉に魂があるようにモノに魂を吹き込んでいる。

例えば、職人が数日かけて縫い上げたスーツは、着心地がいいのは当然として、自分だけのために作ってくれたことに心が揺さぶられるのだ。

できることなら大量消費のモノよりも、わたしたちは物語があるモノを手に入れていきたいと思う。

50代、60代男性の女子ウケするヘアスタイルとは?

流行りのヘアスタイルは女子ウケしない⁉︎

わたしの経験によれば、流行りのヘアスタイルは好まれないようだ。

ツーブロックが全盛の頃、真っ先にトライした。女子曰く、鳥のよう。

どこが鳥なのかは未だに定かだではないが、とにかくダメらしい。

しかし、ツーブロックにしている男性が多いのになんで? と思って聞いてみると、「50歳を過ぎてその髪型はないんじゃない」。刈り上げが痛いらしい。

またまた、流行りのヘアスタイルにチャレンジ。今度はポンパドールにするか、フェードカットにするか迷った挙句、夏だからサッパリしようとフェードカットにしてみた。

やはり女子ウケは悪かった。ツーブロックの時と同じように50を過ぎたのにその髪型はないと、ダメ出し。

まあ、ツーブロックに比べて刈り上げ具合は極端に短い。サイドの一番短い部分で0.9ミリだった。

女子は結構保守的なヘアスタイルを好む

女子は刈り上げに抵抗があることが判明した。4ミリくらいまでが許容範囲らしい。今回作ってもらったヘアスタイルにも刈り上げをいれたけれど、長さは短いところで4ミリだった。

また前髪を後ろに流す、オールバックやbarber風のカチッとしたヘアスタイルは刺さらないらしい。

ということはトレンドを追ったヘアスタイルはダメだということである。

男の趣味とここまで違うのかと改めて思い知らされた。

今回のヘアスタイルの特徴はトップが短いので、全体を前に向けて流してみた。前髪は少しだけ上を向かせる。

ヘアワックスをつけて軽くもみほぐして、無造作な流れを入れてみた。

この髪型はウケた。曰く、大人なんだから普通がいいの。らしい。

着ている服も奇抜過ぎると敬遠されてしまう

着ている服が普通と思っているので、せめて髪型くらいはと。しかし、服と同様に奇抜なヘアスタイルは女子に好まれないことがわかった。

何事も行き過ぎはダメらしい。昨日は銀座で遭遇した50代の男性もとても行き過ぎだった。 上から下までブランド尽くめ。腕にはリャールミルの時計。ベルトはボッテガヴェネタ。スニーカーはグッチ。

こんなブランドを着ていてもオシャレ感ゼロ。
奇抜というか何者?っていう感じだった。

皆さんもヘアスタイル同様に、装いにも気を配っておこう。

ブランドの変化は進化か退化か?

ベルルッティはどこに向かっているのか?

50代、60代の方でちょっとでも靴のことを知っていれば、ベルルッティをご存知だろう。

高級紳士靴ベルルッティはフランスのパリで産ぶ声を上げた。今から120年以上前のことてある。

そして月日は流れ現在、LVMH(ルイヴィトン・モエヘネシー)の傘下に入り、ラグジュアリーメゾンの一員となった。

三代目当主オルガ・ベルルッティが退き、エルメジルド・ゼニア出身のアレッサンドロ.・サルトリが継いだ。

ハイダー・アッカーマンはわずか一年で交代し、今はクリス・ヴァン・アッシュが担っている。

一人目のアレッサンドロ.・サルトリまでは彼が作るプロダクトが理解できた。

三代目当主オルガ・ベルルッティへの尊敬と信頼があるものを作っていたように思う。

サルトリの服や靴はシンプルさの中に上品さを加え、ベルルッティの歴史観を表現していた。
サルトリが作ったグッドイヤーウェルトの靴もベルルッティの新たな一面を開いたと思える。

ここまでは靴に軸足があり、アパレルはまだチャレンジの域を出ていなかった。

だから、高級革靴店というイメージが残っていた。銀座店を除く各店舗は店内の8割が靴で占められていた。

私はこの空間が好きだった。ベルルッティの最大の特徴であるヴェネチアレザーに囲まれた店内は、ベルルッティの世界感を表現していた。

ベルルッティは変わった

ビッグメゾンではアーティスティックディレクターの交代は特に珍しいことではない。2、3年ごとに交代している例もある。

ディレクターが変わるたびに、あの靴屋だったベルルッティは薄れていった。私が好きだったベルルッティは姿を消した。

ほとんどのプロダクトにカリグラフィーが付けられている。わかりやすいアイコンを手に入れたのが、今のベルルッティである。

靴はイタリア製。ベルトはスペイン製。フランスの香りがなくなっていくようだ。

あまりに感傷的になり過ぎただろうか。

ファッションは決して同じところに止まらない。それは進化なのか退化なのか?

ベルルッティの変貌は、どう捉えられるのだあろうか。

ブランドの変貌をどう捉えるかは人それぞれだが、多くを求めない50代、60代のわれわれは、トレンドに惑わされず、良い物を手に入れていきたい。

50代、60代はどのくらいで持ち物とサヨナラすればいいのか?

50代、60代にとってファッションは新しい⁉︎

私たちは昭和を満喫してきた世代である。幼い頃はおしゃれを競っていることはなかった。

むしろ野外での遊びに時間を費やしたように思う。缶蹴りやドッジボール、草野球。めんこ、コマ回し。洋服のことなど考える余地などだった。

家では出されたものは完食するのは当たり前。残すとバチが当たるとも言われていた。

こんな成長期を過ごしたわれわれは物に対してけっこうな貧乏根性が座っているのだろう。物を捨てるごことに少なからず罪悪感ようなものを感じてしまう。

だからと言って物を大切に扱うかというとそうでもない面もある。

バブル期を経験し、物を消費することを覚えてしまったのかもしれない。

アメカジ、DCブランド、イタリアブランドなどを通してファッションに目覚めたのもこの頃でもある。

幼少時代と青年時代に経験した清貧さと貪欲さ。

物持ちの良い人とそうではない人がいる。どちらが正しいかを求めてはいない。

例えば、ボロボロになったバッグを持っている人。ちょっとボロくなったら次の物に変える人。

表面の合皮が剥がれてしまっている。

程度の差はそれぞれだけれど、わたしはボロボロになる前に変える派だ。

50代や60代のいい大人がボロくなった物を持つのは清貧というよりも貧相になってしまう。

長く保たせることを考える

新品がすべてではないが、大切に扱った結果、経年劣化した。これは仕方のないこと。

皮革製品は経年変化によって見え方が違ってくる。使い込むほどに良くなることもあるのだ。

一概に古い物はダメとも言えない。物をよって変化の度合いが違うからだ。

経年変化によって艶が出て、色が濃くなっている。

皮革製品ならば10年は保たせることができる。しかし、化学繊維や合皮で作られた物は経年劣化することが多い。やはりボロくなるのが早いのだ。

表面が捲れ上がったバッグや穴が開きそうな靴、擦り切れたベルト。

他人の視線は細かいところにも向いている。

物によって人によって違いはあるが、合皮のものだとちょっとでもくたびれたなと思ったらサヨナラしよう。

できれば皮革製品を持つことを考えて欲しい。

一消費者としてサステイナブルを考える

例外はあるが、洋服の賞味期限はデザインその他を考慮に入れても5年だ。

50代、60代はそんなに洋服を買い替えなくていい。ちょっと質の高い物を揃えたほうがいいからだ。

ちゃんとしたオーダーならば、お直しをしながら5年以上は保つ。

しっかりした物を持てば長く使える。長く使えば経済的にも環境的にもいいことだ。

最近は、サステイナブル(持続可能性→自然環境に配慮する)、動物愛護の流れを受けてファッションには多くの課題が山積である。

消費者であるわれわれもこうした問題を無視できない。

見窄らしくならない程度に環境にもやさしくしていきたいものである。

50代、60代がおしゃれをする前に守らねさばならない3つの掟

姿見を持っているか

鏡に映してご自身を見ているか?

顔を洗う時、歯磨きをする時、髭を剃る時。目の前の鏡を見てるだろう。

またはヘアスタイルをセットする時も鏡を見ている。ここまでは顔周辺を映していた。

顔がさっぱり。ヘアスタイルも決まった。さあ完璧だ。

と思って外出するか。

まだ足りないことがある。身支度だ。

スーツならばシャツとネクタイとスーツの組み合わせをどうするのか決めなくてはならない。

上半身を鏡に映して確認する。シャツOK。ネクタイOK。

今度こそ完璧だ。

じゃあ鏡に映らない下半身はどうなる?

ここが一つの盲点となる。

ファッション、おしゃれは全身(トータル)のバランスである。

パンツ、靴が鏡に映らずに残ってしまう。

スーツなら上下同じ生地で作られているので、下半身は想像がつく。

しかし、靴はどうか?

頭のてっぺんからスーツのパンツまでは完璧なのに、残念なことに靴が変で終わってしまう人がいる。

おしゃれを作り上げる前に全身が映る姿見が必要なのである。

https://www.timeandstyle.com/furniture/321/

グルーミングは最低限の身だしなみ

あなたが鏡に映した自分の顔はどうか?

まさか鼻毛が見えていることはないか!早速、鼻毛カッターで切ろう。

人は年齢と共に枯れていく。加齢臭などはどうしようもない。しかし、それなりの対策は立てるべきだ。

https://panasonic.jp/mens/face/er-gn70.html

口臭にはマウスウォッシュ。マウススプレー。

脇の下にはデオドラント効果のスプレーやクリーム。

そして、全身には嫌味のない香りのフレグランス。

ヘアスタイルを作ろう

頭部にある髪の毛は気になるものだ。

われわれの年齢になると、髪の毛の問題が出てくる。薄毛、禿げ、白髪。

身体と同様、若い頃とは同じとは言えない。少しでも印象をよく見せるためにはどうしたらいいか?

まずはヘアスタイルを決めることだ。

気にせず何でもいいというのはダメだ。髪型で第一印象の5割は決まる。

流行を追いすぎるでもなく、ちょっとしたスパイスを効かせてヘアスタイルを作ってもらう。
薄毛、禿げでもヘアスタイルは作れる。推奨しているのはベリーベリーショートだ。

またはパナマハットのような帽子を被るのもよい。

姿見を持っているか。

グルーミングをしているか。

ヘアスタイルは整っているか。

難しいことはない。おしゃれな50代、60代を目指すならば、今すぐ実行すべきだ。考えたりする前にやることをやる。何事に限らずファッションでも同じなのだ。