コーディネート

50代60代は女性にコーディネートを頼むべからず

スーツを新調した。シャツ、靴、コートも揃えた。あとはネクタイだけだ。


最後の締めとしてネクタイは妻に選んでもらおう。


さて、これで素敵なコーディネートが出来上がるだろうか?


答えは簡単。ダメだ。


「女性の視点」を何でもかんでも取り入れると、コーディネートが失敗することがある。


なぜか?


女性は自身のファッションには一家言あるけれど、男性のファッションに疎いのが現実だからだ。


女性の視点なんていい加減なもの。ネクタイ選びもその場で選んでもらったとしても、家で合わせてみると、まったく似合わないことがある。


女性が買い物をするときのように、勢いや衝動で決めていることが、男性のファッションを判断するのには向かないのである。


だから奥さん、カノジョ、愛人に男性のファッションを決めてもらうのはやめた方がいい。


私は女性の考えをすべて否定しているわけではないが、女性の判断を信じているわけでもない。


「ファッションが得意なのは女性」という紋切り型のトラップに嵌ってはいけない。


すべての女性がファッションに秀でているわけではないし、センスがいいわけでもない。


まあ、それ以上にいい大人がファッションに関してだけ人任せなのはどうかと思う。


興味のあるなしに関係なく、服を選ぶということは日常的にすることだから自分で出来るようにならなくてはいけない。


それでも女性にあなたのファッションを見てもらいたいと思うならば、「いい」か「ダサい」かを判断してもらうくらいにしておくことだ。

50代60代ジャケットの下には何を着るか?

前回はジャケットの下にノータイでシャツを合わせる着こなしを書いた。 


今回はシャツ以外のアイテムでは何があるのか紹介していこう。


しゃかのVゾーンを埋めるのはニットが合う。この季節のマストアイテムであるニットを合わせる。


首周りの形はクルーネック、タートルネック、ハイネックがいい。


Vネックも合わせられないことはないが、ちょっとおしゃれ初心者には難しいのでここでは取り上げない。


ニットの種類は首周りだけでなく、素材、編み方でもいろいろな顔を見せてくれる。


素材の代表格はウール。このウールに化繊やシルク、カシミアをブレンドしたものもある。


化繊の混紡は価格が低くなるメリットがある。逆にウール100%やカシミア、シルクなとを使っているほど価格が上がってくる。


また化繊だけのものや化繊の混紡はできれば避ける。手触りや作りは安っぽさが出てしまうからである。


大人はあまり安い素材を選ばずに、カシミア100%やシルク混紡などの高級素材を合わせてみよう。素材の抜け感が出てくる。


次に編み方。ニットにはハイゲージからローゲージと言われる編みの方法がある。ハイゲージは細い毛糸で編んだもの。逆にローゲージは太い毛糸で編む。

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仕上がりはハイゲージが薄く軽やかな感じになり、ローゲージは重厚感のあるリッチな雰囲気で防寒になる。

ではジャケットの下にはどちらが合うのか?


ハイゲージならば今から即対応できる。ニットの上にジャケットを羽織るだけだからだ。でも、本格的な冬場はジャケットの上にもう一枚コートやダウンが必要だ。


一方、ローゲージのニットはこの時期ならば上に羽織らずに一枚で事足りる。冬場はジャケットとの併用よりもコートの方が合う。 

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ミドルゲージのニット
 

因みにハイゲージ、ローゲージの中間にはミドルゲージがある。


ジャケット(コート)+ニットは極めてベーシックなコーディネートである。必ず着こなせるようにしたいものだ。

50代、60代の大人は、シャツの上にはジャケット以外、何を着たらいいのか?

シャツの上にはジャケット。
ジャケットを羽織ることはすぐに思い浮かぶ。


私が兼ねてから50代、60代はジャケットを多用することを推奨してきた。


ただジャケットだけでは心許ない。他のアイテムでシャツに合わせられるものはないか?


秋物には結構シャツに合わせられるアイテムがある。ニットだ。


セーター、カーディガン、ベスト。
この3種はマストアイテムである。


セーターはハイゲージかミドルゲージを、カーディガンはハイゲージまたはローゲージもありだ。


季節によってハイゲージ、ミドルゲージ、ローゲージと使い分けたり、アウターを着るならば中はハイゲージ、ミドルゲージとなる。


間違ってもアウターの下にローゲージのニットを合わせてはならない。ローゲージのニットはその上に何も羽織らないのが基本だ。

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基本的な着こなしは写真の通り。シャツの上に着る。ここでのポイントは、ニットの袖口からシャツを覗かせること。


ジャケットやスーツと同じである。袖口からシャツの袖を5ミリから1センチ覗かせていた。


ここはカジュアルな装いなので、もう少しシャツの袖を覗かせてもいいだろう。

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また裾口からシャツを見せるとカジュアル感が増す。これがハズシとか、着崩すということだ。


首元、袖口、裾口のシャツの出方のバランスがいい。さらにシャツの白にスニーカーの白を選ぶことによって、カジュアルな着方の中にも上品さがある。


正統的着こなし方を知った上で、ラフに着る。ここまで出来れば、着こなしの幅は一気に広がってくる。


今日の着こなしポイント
シャツの上に何を着る?

◉ジャケット代わりにニットを着る

◉ローゲージニットの上には何も羽織らない。

◉ハイゲージ、ミドルゲージの上にはアウターを羽織れる。

◉ニットの袖口からシャツの袖を出す

◉よりラフな着方は袖口だけでなく、裾口からもシャツを出す。

50代、60代が参考にできるNHKキャスターの着こなし術

ファッションはどこからでも学ぶことができる。電車の中、繁華街、ショッピングモール、そしてテレビの中。

昨今、NHKが批判の対象になっているが、社としてのNHKはさておき、番組の中に登場するキャスターやゲスト俳優などのファッションは見るべきものがある。

NHKのニュースウォッチ9を久しぶりに観た。いつもは女性キャスターの桑子さんに目がいってしまうのだが、この日は違った(たまたま桑子さんがお休みだからか?)。

男性キャスターの有馬嘉男さんのストライプスーツ姿に格好良さを感じた。

スーツだけ見ると何の変哲もない大ぶりなストライプ柄のスーツだが、シャツ、グレイの柄ネクタイ、グレイのポケットチーフの組み合わせが絶妙なバランスだった。

そして、もう一人、スポーツキャスターの一橋忠之さんも同じように格好いい着こなしをしていた。

ネイビーのネッブのスーツに白シャツ、ネクタイ、白のポケットチーフ。こちらも完璧なコーディネートだった。まったく隙がない。基本的な着こなしのすべてが揃っている。

両キャスターの締めるネクタイはディンプル(ネクタイの結び目の下につくる窪みのこと)がきれいにできていて締め方も緩くない。

写真はイメージです。

かたや民放はどうかというと、これはどうかなという着こなしが多い。民放の方がファッションに気を遣ってそうだが、そんなことはない。
ネクタイの締め方は緩いし、色合わせもなっていない。

些細なことかもしれないが、画面からでもここまでは伝ってしまうのだ。

相手の目線は顔、上半身を見る。テレビ画面のキャスターたちもデスクを前にして、ほとんど上半身が映る。

だから、相手と近い距離で面と向かうということはどれだけ緊張すへき瞬間か推して知るべしだ。

ファッションが苦手な50代、60代には、ちょっと難しいかもしれないが、なるべく近いうちにこんなコーディネートができるようになってほしい。

写真はイメージです。

彼らのファッションのツボを押さえたコーディネートは、多くを学べる絶好の教科書である。

50代、60代のファッションは細部(ディテール)を無視していい

おしゃれは細部に宿る。
ファッションはディテールが肝心だ。

この2つの文章は同じことを言っているのだか、ファッション通には良く知られた言葉である。

着こなしに、ファッションに細かいところまで気を抜いてはいけないことを暗示している。

足元の靴は良く見られている。シャツの袖口がジャケットの袖口よりも5ミリから1センチ出ているなど、多くの決まりごとがあり、そのディテールに拘るのが本当のおしゃれなのだという。

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シャツの袖口の出方を見ていただきたい。

こういうのはおしゃれの達人たちの間で言われていることなので、ファッションに悩んでいたり、苦手な人が考えることではない。

しかし、ファッションがイマイチな人ほどディテールに拘り過ぎていることもある。

例えばポケットチーフ。絶対なくてはならないものではないが、拘りがあるらしく。おしゃれのワンポイントにしている。

それよりもスーツの着こなしがイマイチで、自分自身それに気づいていないのが問題なのだ。

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全体のバランスが着こなしのコツだ。

ファッションに悩んだり、苦手意識を持っている人は気づきがある分救われる。こういう人は正しいレールに乗せれば、上達が早い。

逆にファッションがわかっているつもりの人は、頭が凝り固まっているので、なかなか難しい。必要不可欠なアイテムを考えないで、末梢のモノに手を出してしまう。

では、50代、60代は、細部、ディテールを無視して何を考えればいいのか?

それは全体のバランスである。真っ当な装いは全体のバランスだ。

50代、60代はおしゃれが細部に宿るのではなく、全体のバランスとの上に成り立っていると考えてほしい。

ファッションを難しく考えないでほしい。ディテールに拘ることなく、シンプルにコーディネートをすればいいだけだ。

細かいアイテムはさて置き、メインのアイテムをとどう着こなすか。これがすべてである。

そろそろジャケットの出番かな。50代、60代が選ぶジャケットとは?

台風一過の後、結構暑くなった。36℃は堪える。

早く秋らしくなってくれるといいんだが。クールビズが終わり近づき、これからは本格的な羽織物の出番。

50代、60代が着る羽織物とはどんなものかを考えてみたい。

羽織物には、カーディガン、ジャケット、ブルゾン、ジャンパーなどがある。

中でも50代、60代はジャケットに注目したい。

この時期に買うジャケットはまだ 寒さが堪えるようではないので、厚手の生地のジャケットよりも長い期間使用できるものを選びたい。

イージーカジュアルな定番コーディネート。ボトムスはデニムを合わせた。

ちょっと寒くなれば、中にセーターやカーディガン、ベストを合わせることもできる。

ジャケットを着ることで着こなしの幅が広がることは前にも書いた。

ジャケット+パンツのいわゆるジャケパンスタイルは、特に50代、60代におススメだ。

まずはネイビーのジャケットから着こなしていただきたい。

ボトムスに同色のパンツを合わせたコーディネート。パンツはスリムなストレッチが効いたもの。

着方は、遥か以前アイビールックやアメカジが流行った時の紺ブレの要領だ。

ブレザーはどんな時代にも不変と言えるアイテムなので、押さえておいて間違いない。

ネイビージャケット、紺ブレから始めて、色のバリエーション、柄のバリエーションへと進めればいい。

ただしファッションが不得意だと思う人は、ボトムスを替えて変化をつける。

ボトムスに変化を加えたコーディネート。ジャケットがネイビーならパンツはグレイが鉄板だ。

いきなりあれもこれもとジャケットを変えるよりも、ハードルを低くくして定番ジャケットのネイビー、紺ブレを使う。

プライベートで活躍するジャケパンスタイル。ファッションを楽しむためにも是非マスターしておきたい着こなしだ。

50代からは、着こなしを良くしたい目的をしっかり考えること

なぜおしゃれになりたいのか。なぜファッションを良くしたいのか。

自分を変えたいことには目的があるはず。下世話なことでもいいので、はっきりしておいた方がいいと思う。

なぜなら目的によって着ものが違ってくるし、着こなし方も間違ってくるからである。

おしゃれな父親になって、子供の晴れの日に備えてたい。

格好良くなって、部下の女性に慕われる上司でありたい。

素敵な社長という立場から社員に尊敬されたい。

これらに共通するのは、他人からどう思われているかという、他人目線だ。

まずはおしゃれな父親像とはどんなものなのかを自分なりに考えてみる。
考えてもはっきりしたイメージが掴めないかもしれない。仮にイメージが掴めていれば迷ったりはしないはずだ。

私が考えるおしゃれな父親というのは、シンプルはアイテムをきちんと着こなしている人。ジャケットにパンツを組み合わせたジャケパンスタイルがいい。いまどき、どこに行くにもスーツの上着を着ているのはNGだ。

女性に慕われるには、清潔感は欠かせない。女性は減点法で値踏みしてくる。結構シビアだと思う。ベーシックなネイビーのスーツをさりげなく着こなす印象だ。ネクタイも色味を抑えたものにしたい。

社長という立場ならば、威厳のあっても親しみやすい印象を与えたい。グレーのスーツをビシッと着こなせたらいい。ネクタイは親しみやすい明るめの色で。

シチュエーションによって着こなし方も変わる。目的に沿わない着こなしをしても「ただのおしゃれな人」と思われるだけだ。

私たちの目標は、おしゃれを何かの行動に役立てることである。おしゃれをすることだけが目的なのではない。

おしゃれはあなたを引き立てるツールであり、その先におしゃれを楽しめたらいいのだ。

雑誌、メデイアの記事は格好いいけれど、現実の50代ファッションには向かない

雑誌に出ているコーディネートは使えるか?

批判と受け止められるタイトルから始めたけれど、雑誌の誌面で見られるコーディネートや、紹介されているアイテムは現実には難しいことが多い。

今夏は7月は冷夏。8月に入ってうだるような暑さが続いている。こんなときに「セーターで一味違ったコーディネート」というのはいかがかなものか。

格好良く見映え良くなればいいというのは、ちょっと違うと思う。

雑誌やメディアはシーズンの先取りをすることや誌面を格好良く構成することを命題にしている。

ネットが普及するまでは良かったが、ネットが今ここにある現在のファッションを提供し始めてから流れが変わったように思うのだ。

シーズンの先取りはわかる。これからのことは多くの人が知りたいことでもある。それにつけても無茶なコーディネートが許されるということには異論がある。

ストールを巻いたコーディネート。

ジャケットを着たコーディネート。

夏向けのコーディネートをしよう

Tシャツでも汗をかくくらいなのだから、この暑さには、それなりのファッションをした方ががいい。いい格好をしていても、汗だらけになりながらでは、いくらファッションがきれいでも元も子もない。

ショートパンツ。

裸足。

サンダル。

使う場所、使い方を間違えなければ、これらのアイテムは夏の定番と言える。

50代、60代のファッションは過度にいろいろなものを付けるのは憚れる。アイテムを盛って足していくプラスのコーディネートではなく、余分なものを着ないマイナスのコーディネートをお勧めしたい。

小物などのアクセサリーはいいけれど、ジャケットやセーター類をプラスするのは見ているだけで暑く苦しく映るだけである。

これらを使ったコーディネートは、ファッション誌やメディアなどでは当たり前に載っているが、これからは一般的なメディアに頼らずに自分のファッションを作ることが必要だ。

どんなにコーディネートの提案をしても、ファッションのアドバイスをしても最終的にはあなたの判断になるからだ。

人に頼らずにファッションをコーディネートできるようになることが一つの目標となる。